■ ID
| 587 |
■ 種類
| 総説・解説 |
■ タイトル
| ボーリングコア解析からみた関東平野内陸部地域の中期更新世以降の地形発達史
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■ 著者
| 松島紘子
電力中央研究所 須貝俊彦
電力中央研究所 八戸昭一
埼玉県環境科学国際センター 水野清秀
東京農工大学農学部 杉山雄一
東京農工大学農学部
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■ 出版元
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■ 出版年
| 2005 |
■ 誌名・巻・号・年
| 月刊地球、第319号、vol.28、No.1、24-30、2005 |
■ 抄録・要旨
| 関東平野内陸部地域において掘削された深度数100mのボーリングコアの分析ならびに柱状図データの解析・整理を行い、中期更新世以降の地形発達の復元を試みた。関東平野内陸部では海洋酸素同位体ステージ(MIS)11以降、MIS 1、5、7、9のそれぞれの海進最盛期の海岸線を復元し、これまでデータの乏しかった中期更新世以降の地形発達史を明らかにした。特にMIS5eにあたる下末吉海進(約12万年前の温暖期)には海岸線は騎西町付近に、またMIS9や11の時期に羽生市から熊谷市付近まで海岸線が上昇したことが判明した。近年、海成の粘土層にはヒ素等の重金属類が含まれていることが数多く報告されているため、このような過去における海陸分布に関する詳細な位置情報は今後の環境行政にとって有用な基礎情報となる。
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